フルート奏者,和凧作家

阿部 太彦オフィシャルサイト

キャッチフレーズ

和凧作家としての阿部太彦

江戸時代より作り継がれる山形の伝統凧『花泉凧(かせんだこ)』の四代目継承者として、製作と指導にあたり、遊びの中の学びを提唱。
昭和52年、第三の故郷、山形市八日町一丁目の父方の実家に後継ぎとして入り、家の階段下に埃まみれの凧の版木数十点、下絵多数、彩色道具一式を発見。自家の繁栄時(大正、昭和初期)には東北でも大々的な凧製作の家であったことを知る。同時に凧製作の後を継ぐことも決意、療養中の三代目花泉・伯父の口頭による指導を受け、凧作りの伝統を受け継ぐ事に。
以来忘れ去られていた山形の花泉凧を復活。こま凧、くらげ凧,大小の角凧に昔ながらの武者絵、金太郎、蛇、だるま等を描き、その線は無駄を省き、かつ、緻密。原色使いを好み、「花泉の赤」と言われる程鮮やかな赤を大切にするのが特徴。
27×27cmの小凧から、畳二枚半程の大物角凧まで製作。製作のみではなく、凧作りの指導に教育的意義を感じ、小学校、高等学校、各種団体に数多く招かれ、凧作りと凧揚げの魅力を指導。その対象者は山形県内に止まらず述べ4000人を超える。凧揚げは、自然ととっくみあい、工夫を引き出すと言う人間独自の文化を伝えるためにも必要、と、自宅の製作室(天童市大町)においても、丁寧で地道な製作指導を行い、好評を得ている。

花泉凧(かせんだこ)とは

花泉凧は、江戸時代は天保の頃(1830年代)から、山形市八日町で作り継がれた伝統的山形凧です。代々畳業を営む初代阿部華泉によって考案され、5月には節句の大幟旗を作り、畳業のなくなる冬季間には家族総出の家内工業で凧を作り、5月の大幟旗に対して凧のことを小旗(こばた)と呼びました。これは山形市の方言です。
二代目阿部為次朗は、骨作りに優れ、「為やんの凧は尾なしでも揚がる」ともてはやされました。筆も巧みで客の要求に即座に応じ、どんな場面でも描くことができました。


三代目阿部祝次朗の時(大正から昭和初期)にもっとも盛んになり、学校帰りの子ども達、仕事帰りの人々が店先に集い黒山の人だかりとなる家になりました。
現在は、四代目花泉阿部太彦が、その製作拠点を天童市大町266に移し、江戸時代より建つ古民家を修復、凧製作業を受け継いでおります。


和凧製作教室

児童向け・親子向けの和凧教室を行っております。
『凧を作れる親作り』が和凧製作教室の目標です。
親と子の共同作業によって凧を作りあげ、そして親子で作ったその凧を実際に空に舞わせるというひとつの結果を生み出した時の感動は格別です。近年薄れつつある親と子の絆を深めるひとつのレクリエーションとして、是非和凧製作教室をご利用ください。


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源三位頼政鵺退治
(げんざんみよりまさぬえたいじ)
蛇王丸
(へびおうまる)
虎王丸
(とらおうまる)
手描き 縦100cm×横85cm手描き 縦85cm×横55cm版木 縦55cm×横35cm
価格 30,000円価格 15,000円価格 4,500円

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所在地

阿部太彦
(あべたかひこ)
阿部音楽教室
和凧製作教室
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山形県天童市大字大町266
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